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弁護士・司法書士どっちに頼む?相続放棄の費用相場と失敗しない選び方


「弁護士と司法書士でなにか違いはあるんですか?」「裁判所からの照会書は私に届くのですか。弁護士さんに回答してもらえるんですか。」「債権者の対応はしてもらえるんですか。」――こんな声をよくお聞きします。

弁護士と司法書士では、相続放棄の手続きでできること・できないことに明確な差があります。この記事では費用相場の比較から、あなたのケースに合った依頼先の選び方まで、弁護士が具体的に解説します。

📋 この記事でわかること

弁護士と司法書士、何が違うのか(比較表)

費用相場の比較(自分で・司法書士・弁護士)

司法書士に依頼したときに知っておくべきこと

弁護士に頼むべきケース・司法書士で対応できるケース

まず知っておく:弁護士と司法書士、何が違うのか?

相続放棄を専門家に依頼するとき、候補となるのは弁護士司法書士の2つです。どちらも相続放棄の書類作成をサポートしてくれますが、法律上の権限の違いにより、対応できる範囲が大きく異なります

弁護士・司法書士 対応範囲比較表
できること 弁護士 司法書士
必要書類の収集・作成
申述書の作成
代理人として申述・手続き全般を完結
裁判所からの照会書・回答書の対応 ❌ ※本人対応
「放棄すべきか」の法的アドバイス
債権者・金融機関との交渉 △ 140万円以下のみ

一言で表すなら、司法書士は「書類作成のサポート」、弁護士は「手続き全体の代理」という違いがあります。たとえば、親族でまとめて相続放棄するケースでは、弁護士であれば一括して依頼を受け全員の代理人となれるため、裁判所とのやり取りを一本化できます。これに対して司法書士の場合は、あくまで書類作成の代行であるため、裁判所からの照会書は各親族へバラバラに届いてしまうことになります。

相続放棄の費用相場を比較する

費用は依頼先によって大きく異なります。以下が一般的な相場です。

自分で手続きする場合:実費のみ 約5,000円

収入印紙800円・戸籍謄本類・郵便切手などの実費のみで完結します。費用を最小限に抑えられる反面、書類収集・申述書作成・裁判所とのやり取りをすべて自分で行う必要があります。続柄(子・配偶者・兄弟姉妹など)によって必要書類の種類が変わるため、続柄別の必要書類チェックリストで事前に確認しておくとスムーズです。

⚠️注意:書類に不備があった場合、申述が受理されないリスクがあります。期限(3か月)が迫っているケースや、相続関係が複雑なケースでは専門家への相談をお勧めします。手続きの流れを把握したい方は相続放棄の手続きの流れの解説記事も参考にしてください。

司法書士に依頼する場合:3〜6万円程度

書類収集・申述書作成を任せることができます。ただし、裁判所からの照会書は本人宛に届きます。司法書士は回答書の下書きを作成してくれるかもしれませんが、回答書は本人の名前で作成し返送することになります。司法書士が代理人として対応することはできません。

弁護士に依頼する場合:5〜10万円程度

書類収集から申述・裁判所とのやり取り・債権者対応まで、手続き全体を弁護士が代理人として担当します。費用は司法書士より高くなる傾向がありますが、依頼者本人が動く必要はほぼなく、安心して任せられるのが特徴です。

せせらぎ法律事務所の場合:1名5.5万円(税込)

弁護士が直接担当し、書類収集から裁判所への申述・照会書対応まで完全代理。戸籍類をご自身で準備していただける場合は費用の割引があります。郵送等で完結可能であり、ご来所不要です。

司法書士に依頼する前に知っておくべきこと

司法書士への依頼を検討している場合、以下の点を事前に把握しておくと安心です。

1裁判所からの照会には本人が対応する

相続放棄の申述後、家庭裁判所から「照会書」が申述人(ご本人)宛に届きます。申述人が複数いる場合は各自に届きます。司法書士に回答書の下書きをしてもらっても、最終的にはご本人の名前で返送する必要があります。

2「放棄すべきかどうか」の相談はできない

「放棄した方がいいか、しない方がいいか」という法的判断についてのアドバイスは、弁護士のみが行えます。判断に迷っている場合は、弁護士への相談をお勧めします。

3債権者・金融機関からの連絡には自分で対応する

督促状が届いていたり、金融機関から連絡が来ているケースでは、司法書士が代わりに交渉・対応することは原則できません(140万円超の場合)。こうした状況では弁護士への依頼が向いています。相続放棄する人が複数いる場合でも、弁護士が一括して対応可能です。

弁護士に頼むべきケース・司法書士で対応できるケース

どちらに依頼すべきか、以下を目安に判断してみてください。

⚖️ 弁護士への依頼を検討したいケース

督促状・請求書が届いて債権者対応が心配

3か月の期限が近い、または過ぎてしまった

「放棄すべきか」自体を相談したい

相続人が多い・相続関係が複雑

手続きをすべて任せたい(裁判所からの照会への対応含む)

疎遠な親族の相続で状況がよくわからない

📝 司法書士で対応できるケースの例

相続関係がシンプル(配偶者・子のみ等)

放棄する方針はすでに固まっている

裁判所からの照会には自分で対応できる

債権者への連絡や交渉は不要である

費用をできるだけ抑えたい

弁護士を選ぶ方の声

ケース①:照会書の対応が不安です

「司法書士さんにサポートしてもらえるとしても、裁判所からの照会に私の名前で回答するのは不安」というお声はよく聞きます。弁護士はご依頼者様の代理人であり、裁判所にも弁護士が回答をするため、そのようなご不安は解消されます。

ケース②:債権者の対応が不安です

「疎遠な親族が亡くなって相続放棄をしたいが、将来どのような債権者が出てくるか分からない。いざとなったら代理人になってもらいたい」という相談も多くあります。司法書士(認定司法書士)は140万円超の債権・債務に関する事件の代理人になることができません。弁護士であれば、債権・債務の金額にかかわらず代理人となることができます。

裁判所からの照会への対応や、現時点では判明していない債権者への対応を考慮して、弁護士への依頼の方がトータルでコスパが良いと考える方が少なくありません。

まとめ:依頼先は「費用」より「何を任せたいか」で選ぶ

弁護士と司法書士の違いを整理します。

費用相場:自分で約5,000円 / 司法書士3〜6万円 / 弁護士5〜10万円(当事務所は5.5万円)

司法書士:書類作成まで。裁判所・債権者対応は限定的。

弁護士:手続き全体を代理。裁判所からの照会・債権者対応・法的判断まで一任できる。

裁判所対応や債権者対応が不安な方は、弁護士へのご相談をお勧めします。

「費用だけで選ぶ」のではなく、ご自身の状況に合った依頼先を選ぶことが、相続放棄を確実に完了させる近道です。

「弁護士に頼みたいけど費用が心配」という方へ

せせらぎ法律事務所は、弁護士直接対応で1名5.5万円(税込)の明朗会計。
戸籍類をご準備いただける場合は割引もあります。郵送で完結可・全国対応です。
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