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交通事故【通院約2か月の慰謝料が約7万円から約57万円へと増額した事案】

2020.09.29更新

■被害者

男性 給与所得者

■事故の概要

信号のある交差点を右折しようとしたところ,信号無視で進行してきた車両に衝突された

■お怪我などの概要

胸骨骨折

 

■獲得した賠償金(示談金)の内容

ご依頼前:約7万円

解決時:約57万円

 

■主張・立証などのポイント

相談者は,交通事故により,胸骨骨折を負いましたが,入院はなく経過観察となりました。

約2か月間に数回通院し,痛みもなくなったため治療終了となりました。

ご相談時には,相手方保険会社から,通院慰謝料として約7万円の提示がなされた状態でした。

 

試算をしたところ,通院慰謝料について増額が予想されましたので,ご依頼を受けることになりました。

相手方保険会社の事前提示は,自賠責保険での計算方法を前提にしており,通院実日数が少ないため低額となっていました。

 

相手方保険会社から通院記録を取寄せ,弁護士基準での正確な賠償金の計算を行いました。

通院慰謝料は,胸骨骨折を伴っていたため,赤い本の別表Ⅰでの計算を行いました。

 

相手方保険会社との交渉により,通院慰謝料を事前提示から約50万円増額した約57万円での示談となりました。

 

弁護士基準で通院慰謝料を計算する場合,通常,赤い本の別表Ⅰと別表Ⅱのいずれかを採用します。

別表Ⅰでの計算の方が金額が大きくなるため,別表Ⅰを採用できるかどうかについて,依頼者の傷病を慎重に検討することが必要です。

別表Ⅰと別表Ⅱのいずれを採用するかについて,微妙なケースもあり相手方保険会社と争いになることもありますが,通院記録を慎重に検討することによって,説得的な理由となるように心掛けています。

 

本件は,非該当の事案で,しかも,約2か月と短い通院期間でしたが,弁護士基準を前提とした交渉により,約50万円の大幅な増額となりました。

 

相手方保険会社から提示がありましたら,まずは弁護士への相談をお勧めします。

当事務所は,初回無料法律相談を行っておりますので,ぜひご利用下さい。

近時,所沢市,狭山市,入間市,川越市からのご相談も増えております。

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投稿者: せせらぎ法律事務所

交通事故【後遺障害等級14級9号の賠償金として約320万円獲得した事案】

2020.09.11更新

■被害者

女性 主婦

■事故の概要

自転車で道路を渡ろうとしたところ,横から進行してきた車両に衝突された

■お怪我などの概要

肋骨骨折,頚椎捻挫,腰椎捻挫

 

■獲得した賠償金(示談金)の内容

約320万円

 

■主張・立証などのポイント

相談者は,自転車乗車中の交通事故により,転倒し,肋骨骨折等により3週間弱入院しました。

退院後は,頚椎捻挫,腰椎捻挫について整形外科へリハビリ通院をしました。

事故から約7か月が経過しましたが,頚部,腰部等に痛みが残ったため後遺障害申請をすることになりご依頼を受けました。

 

後遺障害診断書の作成においては,本人の自覚症状が記載されているか,必要な検査等がなされ記載されているかをチェックしました。

自賠責保険への申請により,頚部及び腰部について14級9号の後遺障害が認定されました。

 

後遺障害認定を受けたことを前提に,相手方保険会社と,弁護士基準での賠償金の交渉を行いました。

まず入通院慰謝料についてですが,後遺障害14級9号は,他覚所見のない頚椎捻挫,腰椎捻挫によるものであるため,これに着目すると,赤い本の別表Ⅱで計算すべきことになります。

しかし,癒合はしているものの肋骨骨折がありましたので,赤い本の別表Ⅰで計算し交渉を行いました。

 

このように,より高い慰謝料となる赤い本の別表Ⅰを採用できないか,入通院記録を注意して読むようにしています

 

また,休業損害については,主婦であったことから,主婦休損を請求し,退院後のギプス固定期間や後遺障害認定を前提に交渉を行いました。

ギプス固定期間は,入通院記録や本人による聞き取りから,確認していく必要があります。

 

本件は,本人の過失を1割認めざるを得ない事案でしたが,賠償金から過失1割を控除しても約320万円と高い金額での示談となりました

 

今回の相談者は,後遺障害申請からサポートさせていただきました。

後遺障害診断書の内容は大変重要だと考えておりますので,あらかじめご相談いただきたいと思います。

 

 また,相手方保険会社から提示がありましたら,まずは弁護士への相談をお勧めします。

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