2019.07.09更新
交通事故【通院慰謝料が約30万円増額し,着衣代も認められた事案】
■被害者
女性 給与所得者
■事故の概要
横断歩道を歩行していたところ,進行してきた車両に衝突され転倒した
■お怪我などの概要
頚椎捻挫,腰椎捻挫
■獲得した賠償金(示談金)の内容
ご依頼前:約51万円
↓
解決時:約84万円
■主張・立証などのポイント
ご相談時には,すでに通院が終了しており,相手方保険会社から約51万円の通院慰謝料の提示が届いていました。
通院慰謝料は,自賠責保険の計算方法によるもので,弁護士基準による場合は増額が予想されました。
また,相談者によると,転倒時に着衣が損傷したとのことでした。相手方保険会社からの提示には計上されていませんでしたが,交渉により金額が上乗せされる可能性がありました。
もっとも,購入時のレシートは残っておらず,また,その商品もすでに販売されていませんでした。
ご依頼を受けたあと,着衣について,相談者から購入時期,購入金額等の聞き取りをし,類似商品を調べる等交渉のための資料を作成しました。
交渉により,通院慰謝料については約30万円増額した約81万円,着衣については約3万円,合計約84万円での示談となりました。
通院慰謝料については,弁護士への依頼により多くのケースで増額となります。
本件においても,通院慰謝料は,弁護士基準である赤い本の計算方法に準じた内容となりました。
着衣については,購入から数年が経過しており,減価償却により時価を算出する必要がありました。
それでも交渉により比較的高い金額で示談することができました。
着衣や携行品等の損傷について時価を算出するためには,減価償却をする必要があります。
減価償却の年数は物品により異なっていますが,交渉の余地もあると考えています。
また,年数が経過しても市場価値のある物品の場合には,減価償却によらず市場価値により時価を算出し請求することも考えられます。
時価は,着衣や携行品により様々ですので,弁護士にお任せいただくと良いと思います。
相手方保険会社から提示がありましたら,まずは弁護士への相談をお勧めします。
当事務所は,初回無料法律相談を行っておりますので,ぜひご利用下さい。
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