2018.02.02更新
法律相談のコツについて(無料法律相談の時間内に有益な情報を得る方法)
【Q.市役所などで30分程度の無料法律相談を受けたことがありますが、話の途中で時間切れになってしまいました。どうすれば良い法律相談ができますか?】
【A.『結論(ご希望)を先に弁護士へ伝える』のがコツです】
現在直面されているトラブルやご相談事などについて、
『自分としてはこのように解決したい』
『このような結果が出ることが望ましい』
というご希望を先にお伺いできると、より有益・効果的な法律相談ができることが多いです。
このとき、お客様の側では、法律的な部分に配慮をする必要はありません。
ただ、率直なお気持ちのままに、「こうなればいいな」というご希望をおっしゃってくださればよいと思います。
■誰某から金を○○円回収したい(取りたい)
■誰某に土地や建物から出て行ってほしい
■○○を止めさせたい(○○をさせたい)
・・・といった形で(もちろん、このようにキレイに整理できなくても構いません!)ご希望を先にお伺いできれば、
その目標・結果・ターゲットについて、
●法律的に可能か?
↓
★可能であるとして、法律的にはどのような事情・条件や準備などが必要か?
↓
●目標を達成できる確率はどの程度か?
↓
●目標を達成するために最適な方策(訴訟・調停・ADR・直接交渉など)は何か?
↓
●目標達成のために必要な費用や時間はどの程度か?
・・・というように、いわば芋づる式に、必要な情報を無駄なく回収することができます。
反対に、時間切れになってしまう法律相談の典型例は、
『そもそもの始まりは〇〇年前~・・・
というところからスタートして、
『あんなエピソードがあった』『そういえばこんな事も』
というお話を経て、最後の最後に、
『・・・という事情があるので〇〇がしたいのです』
といった形でご希望が登場するパターンです。
このような順番でお話をされますと、大抵はエピソードの部分だけで30分以上かかってしまいますよね。
もちろん、トラブルや紛争に至った歴史・事情はとても大事な情報ですし(上に書いた流れで言えば、★の部分で弁護士からお伺いすることが多いです)、
そのようなエピソードで悩んでこられたお気持ちを伺い、そのお気持ちに寄り添うことが、弁護士の重要な役割の一つでもあります。
ただ、限られた時間で十分な情報を得るためには、少しお話の順番に工夫をしていただくことが必要な場合もある、ということです。
なお、宣伝も兼ねて申し上げますが、弊事務所は、無料法律相談のクオリティについて、かなりの自信を持っています。
お客様の側でお話の順番などに気を付けていただかなくても、必要十分なご事情を的確にお伺いする技術を持っておりますし、
きちんとしたご回答を差し上げないままに、時間切れでお帰りいただくような事態は、今までに一度も起きていないものと自負しています。
以前にご案内したとおり、法律相談は、とにかく早いタイミングで受けてみることが重要です。
もし何かお困りのことなどがございましたら、小さなことでも構いませんので、弊事務所の無料法律相談をご利用ください。
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