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2023.07.22更新

交通事故【14級での賠償金が約190万円増額した事案】

■被害者

女性 主婦

■事故の概要

自転車で走行中,前方から飛び出してきた他の自転車に衝突された

■お怪我などの概要

肋骨骨折,右手関節部挫傷

 

■獲得した賠償金(示談金)の内容

依頼前:155万円

解決時:約345万円

 

■主張・立証などのポイント

本件は,自転車対自転車の事故でした。

依頼者は転倒しませんでしたが,衝突により本人の自転車のハンドルが腹部にあたり肋骨骨折をしたほか,右手関節部を挫傷しました。

自転車事故では保険の適用がよく問題となりますが,本件では加害者の加入する自動車保険の個人賠償特約での対応が可能となり,治療費が支払われることになりました。

その後,依頼者は肋骨骨折については癒合しましたが,右手関節部についてはリハビリを継続したものの痛みが残存してしまいました。

この方は,弁護士費用特約のない方でしたが,ご依頼前に必要な検査や後遺障害診断書についてアドバイスさせていただき,後遺障害申請をしていただきました。

 

加害者が自転車の事故の場合は,自賠責保険がないため,後遺障害等級は自賠責保険による認定ではなく,相手方保険会社がすることになります。

後遺障害の審査のポイントは,加害者が自転車の事故の場合も自賠責保険の場合と同様ですので,当事務所は自動車事故でのノウハウによりアドバイスをしています。

 

今回は右手関節部に後遺障害が認定されるべくアドバイスをしていきました。

その結果,右手関節部の痛みについて,14級9号が認定されました。

それとともに約155万円の賠償金の提示がありました。

 

試算したところ,増額が見込めましたのでご依頼を受けることになりました。

交渉の結果,主婦の休業損害,通院慰謝料,後遺障害慰謝料,逸失利益のいずれでも大幅な増額となりました。

最終金額は,約190万円の増額となる約345万円での示談となりました。

 

今回,依頼者は肋骨骨折をしていましたが,肋骨骨折に関しては後遺障害は認定され辛い傾向にあるため,

後遺障害が認定されるのであれば右手関節部であると考えていました。

症状固定前に適切な検査のアドバイスをしたことが功を奏したと思います。

 

同じ痛みがあったとしても,症状固定前に必要な検査をしていなかったり,後遺障害診断書の内容によっては,後遺障害が認定されないことがあります。

当事務所は,これまでの経験を踏まえ,適正な後遺障害が認定されるようにサポートしています。

 

当事務所は,初回無料法律相談を行っておりますので,ぜひご利用下さい。

近時,所沢市,狭山市,入間市,川越市からのご相談も増えております。

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投稿者: せせらぎ法律事務所